緊急時にギアを入れたままセルモーターを回せば短距離移動ができるメリット

自動車のマニュアルトランスミッション車の場合、ギアを1速、もしくは2速に入れた状態でセルモーターを作動させると、そのモーターの起動力で車を動かすことが可能です。この方法は、例えば、エンジントラブルになり、エンジンが始動しなかった場合に、安全な場所まで車両を移動させる事が可能です。

 

また、踏切内で、エンストしてしまい、エンジンの再始動ができなかった場合も有効な手段です。しかし、この手法が行えるのは、クラッチスタートシステムが搭載されていない車両のみです。以前、MTを1速や2速に入れたままスターターモーターを回してしまい、不意に車両が動いてしまい、事故につながってしまった事が起こり、それ以降に生産、販売された車には、クラッチスタートシステムの搭載が義務付けられました。

 

これは、MTがニュートラルの状態でも、クラッチを踏まなければ、セルモーターが起動しないシステムです。緊急時に、車両を短距離移動させる事は不可能となってしまいましたが、逆に、車両の信頼性が向上して、そのような場面に遭遇しなくなったとも言えます。しかし、今後何らかの形で、緊急時に短距離ならば車両を移動させる事が可能なシステムが開発、搭載されるかもしれません。

 

 

 

 

 

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